エピソード1−2

 

『それよりって・・・。
 
君たちは、幸せになるにはどうしたらいいのか知りたいと願ったたぬ。
自分を幸せにする方法を知りたいと望んだたぬ。
 
無意識かもしれないけど君たちは「幸せ」というものは
外からの刺激によってのみもたらされるものではないと気付いているたぬ。
 
だから、ここに導かれたたぬ。』

 

「え?」

 

『多くの人は、
「幸せ」は環境や状況や他人によって
もたらされるものだと思っているたぬ。
 
環境のせいで
状況のせいで
誰かのせいで
自分は幸せになれない。
 
環境が変われば
状況が変われば
相手が変われば
自分は幸せになれる。
 
そんなふうに思い込んでいるたぬ。』

 

「そうではないのですか?」

 

『違うたぬよ。
全て自分次第たぬ。
 
幸せも不幸せも自分次第たぬよ。
 
そのことに気付き、受け入れたとき
人は自分の人生に責任をもつたぬ。
 
外側の状況や出来事や環境や他人に
振り回されることはなくなるたぬ。
 
外側のせいにしている間はね、
幸せになることはできないたぬ。
 
幸せは外に探しにいくものではないたぬよ。
内側にあるのだと気付くものたぬ。』

 

「よくわからないよ。」

 

『アーシャは、日向が大好きたぬね?』

 

「え!どうして知っているの?」

 

『日向がないときはむすっとしているたぬね?』

 

「・・・うん。
だって日向ぼっこしているとき、幸せなんだ。」

 

『日向があるときは幸せで
日向がないときは不幸せたぬか?』

 

「極端に言えば、そうかもね。」

 

『それは、外側の状況に
「幸せ」を左右されているということたぬよ。

 

わたしも日向が好きたぬ。
でもね、アーシャ。
日向があっても、日向がなくても、
わたしは幸せを感じ続けることたできるたぬ。』

 

「どうして?」

 

『幸せは外からもたらされるものではないと知っているからたぬ。
幸せはね、いつだって自分の内にあるたぬ。
 
わたしは自分の人生を幸せにするのも不幸せにするのも自分次第って知っているたぬよ。』
 
「幸せが自分の内にあるって、どういう意味なの?」
 
『環境・出来事・他人。
それらはコントロールすることができない。
そういうものは外側の状況たぬ。
太陽のある日は幸せで太陽のない日は不幸せ。
恋人がいれば幸せで恋人がいないと不幸せ。
 
それは外側の状況に自分の幸せを委ねきっているたぬね。
自分の人生に対して無責任たぬよ。
 
環境や出来事や他人といったコントロールできないものを、
どのように見ていくかは自分次第たぬ。
 
幸せが自分の内にあるというのは、そういう意味たぬよ。
環境や出来事や他人といった外側のなにかが「幸せ」をくれるのではないたぬ。

 

太陽がなくても灰色の空を眺めて美しいと思える人もいる。
恋人がいなくても1人時間を楽しめる人もいる。
 
大切なのはね
『「脳」をどのように使ってあげるのか。』
たぬよ。』

 

「脳をどのように使ってあげるか?」
 
『そうたぬ。
これはゆっくりまなんでいくたぬ。」
 
「結局、どうやって自分で自分を幸せにするの?」

 

『アーシャ、あわてるでないたぬ。
それを学びに、ここにきたたぬ。
今日から課題を出すたぬ。
幸せな人生をつくるための課題たぬよ。』

 

ー課題1 箇条書きに日記を書くー
・1日のなかで印象に残っていることを箇条書きに書く。
・その出来事を通して浮かび上がった感情を書く。

 

1つでも2つでも3つでも10こでも良いたぬ。

 

「箇条書きに書くだけ?
他にきまりはないの?」
 
『ないタヌ。
まずは日記を書くたぬ。』