エピソード20-3「他人の言葉は自分の人生に影響を与えない」

 
『逆に心地悪い気持ち・・・

怒りや不安や嫉妬や不機嫌な気持ちでいつづけるのは、その人にとってマイナスでしかない。』

 

「ぼく・・・まだ不機嫌になったりしちゃうよ。

この前、休憩中に同僚の前田にカフェを開く夢の話をしていたら、

上司にもそれが聞こえていたみたいで鼻で笑われたんだよ。

「独立できるような器ではない気がするぞ。」ってね。

冗談ぽく言っていたけど・・・傷ついたよ。

それにはすごく腹が立ったし、不安にもなったんだ。

そうなのかな。ぼくには無理なのかなって・・・。」

 

『それで、優くんはどうしたの?』

 

「気持ちを切り替えようって思ってスマートフォンのメモに打ち込んだ

「ぼくのポジティブなところ」を読み返していたんだ。

そうしたらね、少しずつ気分が良くなっていくのを感じた。

それで、人の可能性は無限大なんだって思い出したんだよ。

ぼくは無限の可能性をもっている。

ぼくがぼくを信じていれば、それでいいんだってね。」

 

『えらいね、優くん!

人の言葉は優くんの人生に影響を与えない。』

 

「そうなの?」

 

『うん。

優くんの思考が全てなんだよ。
 

相手の言葉によって思考がネガティブになり、気持ちも沈んでいく。

それは相手の言葉が優くんの人生に影響を与えたのではなくて、

優くんの思考が優くんの人生に影響を与えたということなんだ。

 
でも、優くんは上司の言葉よりも自分自身の可能性を信じた。

切り替えて、第2の思考をポジティブな思考にし、心地良い気持ちに自分を導くことができた。

 

優くんは自分の人生の舵を自分で握ることができているんだよ。

人の言葉に左右されずにね。』

 

「でも、ぼくはネガティブな気持ちを感じてしまったよ。

だから宇宙にネガティブな波動の手紙を届けてしまったよね?」

 

『優くん、実はね、ネガティブな波動って宇宙に届くのに時間がかかるんだ。』

 

「どういうこと?」

 

『ポジティブな波動は軽く、ネガティブな波動は重たい。

ネガティブな波動は重たいから宇宙に届くまでに時間がかかるんだよ。

ポジティブな波動よりもね。』

 

「そうなの?都合がいいな・・・。」

 

『本当なんだよ。

都合がいいんだ。

だからね、ずーっとネガティブな気持ちを感じ続けていなければ大丈夫だよ。

ネガティブな気持ちを維持しつづけなければ大丈夫なんだよ。』

 

「そうなんだ・・・。少し安心したよ。」

 

『優くん、おやつ、もういっこくれる?』

 
 

<幸せ脳のつくり方メモ>

・この世界は、自分の信じるものが全て。

・愛と平和に満ちた世界にいるのだということを信じ続けることで、

愛と平和に満ちた出来事しか起こらない。

・今この瞬間も、波動を通して宇宙に手紙を届けている。

・ネガティブな波動は宇宙に届くのに時間がかかる。

 

<読んでくださる皆さまへ>

「」=優が話しています。

『』=アーシャが話しています。