エピソード21-2「見たいものだけに焦点を合わせて生きていく」

 
『うん!!

優くん、これからも好きなものにだけカメラを向けるように、

見たいものだけに焦点を合わせて生きていってね。』

 

「おお。またアーシャがかっこいいこと言ってる。」

 

『優くんの写真のフォルダーのなかには、優くんの見たい景色だけが詰まっている。』

 

「そうだね。」

 

『それをみると心地良くなったり、幸せな気持ちになるものばかり。

人生もそうあるべきなんだよ。

自分を心地良い気持ちにしてくれるものだけに焦点を合わせるんだ。

優くんが焦点を合わせたものに、優くんはなるんだよ。

 

思考も言葉も行動も選択するもの全てを心地良いものだけにするように努めるんだよ。』

 

「でも、人は生きていたら嫌なこともしないといけないときもあるよ。

苦手だなって思う人と一緒にいないといけないときもあるよ。」

 

『何かを見たとき、誰かと会ったとき、

状況や人から1番ベストな感情を見出すように集中するんだ。』

 

「1番ベストな感情って?」

 

『感謝だよ。

 

思考を感謝へと導いてあげてほしいんだ。

感謝という1番良い気分を目の前の出来事や人から見出すことができれば、喜びの連鎖につながる。

ネガティブな角度から物事を見ないようにするんだ。

ポジティブな角度から全ての物事をみるのだと決めるんだよ。

決めればそれができるようになるよ。

 

それを続けて。

するとね、いつの間にか周りに自分を心地良い気持ちにしてくれる人や状況で溢れていることに気付くよ。

優くんを嫌な気持ちにする人も出来事も優くんの目の前から姿を消す日がやってくるんだ。

 

波動が違いすぎる人同士は離れていくようになっているんだ。

波動が違いすぎる出来事は起きないようになっているんだ。

 

日々のささやかな出来事に感謝して過ごしてね、優くん。』

 

「ぼく、アーシャに出会えたことにも感謝しているよ。

ありがとう。」

 

『ぼくも優くんに出会えて幸せだよ。ありがとう。

優くん、夜のお散歩に行かない?』

 

「もう21:00だよ?」

 

『うん。でも今日は行きたい気分なんだよ。』